加工肉の発がん性は本当か?Who発表の真相と大腸がんリスク徹底検証
加工肉を巡る情報の中には、極端な誇張や誤認が数多く存在します。科学的観点から代表的な誤解を是正します。
誤解1:「加工肉はタバコと同じくらい猛毒である」
これはIARCの「グループ1」という単語だけが独り歩きした典型的な誤認です。IARCは「がんを引き起こす証拠の確実さ」で分類しており、危険の大きさ(リスクの大きさ)を評価しているわけではありません。タバコを吸う人の肺がんリスクが吸わない人の15〜30倍に跳ね上がるのに対し、加工肉を毎日50g食べた場合の大腸がんリスク増加は1.18倍(18%増)です。両者の危険度には天と地ほどの差があります。
誤解2:「一度でも焦げたベーコンを食べたらがんになる」
私たちの体内には、傷ついたDNAを修復する高度な機能が備わっています。たまに外食でソーセージを食べたり、カリカリに焼いたベーコンを口にしたりした程度で直ちに発がんすることはありません。問題となるのは、長年にわたって毎日過剰に摂取し続ける「慢性的な食習慣」です。
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