ネオン街に鳴り響く快音!歌舞伎町バッティングセンター徹底解剖
ケージの後ろにあるベンチに腰を下ろすと、実に多様な人間ドラマが目の前を通り過ぎていく。仕事帰りのITエンジニアがネクタイを緩めて豪快な空振りに苦笑いしたかと思えば、その隣のケージでは近隣の飲食店で働くスタッフが鮮やかなライナーをネット奥の的に突き刺す。カップルが交代でバットを構えて笑い合い、一人で黙々と球を打ち続けるベテランの常連客がいる。
それぞれが抱える日常の疲れ、喜び、焦燥、あるいはほんの少しの憂鬱。それらすべてが、時速100キロを超えるボールとともに打ち放たれ、夜の空気の中へ消えていく。快音とともに放たれる一球一球に、新宿という街に生きる人々のリアルな息づかいが重なる。
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