虹の橋に隠された作者特定の真相と続きの物語|ペットロスを癒やす光

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世界中で愛唱されてきた「虹の橋」ですが、長らくその発祥は謎に包まれており、書籍やウェブサイトでも「作者不詳(Author Unknown)」と表記され続けてきました。ポール・C・ダーム氏やウィリアム・N・ブリットン氏など複数の著述家が名乗りを上げたこともありましたが、決定的な証拠には至りませんでした。

この半世紀に及ぶ謎に終止符を打ったのが、米国の芸術・文化ジャーナリストによる執念の調査と、2023年以降に国際的な報道機関によって裏付けられた決定的事実です。

真の原作者は、スコットランド・インヴァネス在住の女性、エドナ・クライン=レッキー(Edna Clyne-Rekhy)氏でした。彼女がこの詩を書いたのは1959年、当時わずか19歳のときのことです。

エドナ氏は、自身が心から可愛がっていたラブラドール・レトリバーの愛犬「メジャー(Major)」を亡くし、激しい悲しみに暮れていました。その様子を見かねた母親が「心の中にある想いを紙に書き出してみたら」と勧めたことがきっかけでした。彼女はノートの切れ端に、あふれ出る想いをそのままペンで書き留めました。そのノートの冒頭に記されていた言葉こそが『Rainbow Bridge(虹の橋)』だったのです。

手書きの詩を読んだ母親は涙を流し、知人にもコピーを手渡しました。それがタイプ原稿となり、人から人へと手渡され、やがて大西洋を渡ってアメリカの動物保護活動家や獣医師コミュニティへ波及。インターネット黎明期の掲示板や電子メールを通じて世界中に拡散する過程で、いつしかエドナ氏の名前は抜け落ち、「作者不詳の名詩」として独り歩きを始めました。

後年の取材に対し、エドナ氏は当時の手書き原稿を公開し、「メジャーへの個人的な手紙として書いた言葉が、何十年もの間、世界中の何百万もの人々の涙を拭ってきたことを知り、深い喜びに満たされています」と語っています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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