闇で光る青い粉…ゴイアニア被曝事故の隠された真実と惨劇の裏側
事件の引き金となったのは、移転に伴い放置されていた民間放射線治療院「ゴイアニア放射線治療院」の跡地だった。土地所有者とクリニック経営者との間で起きていた泥沼の法的紛争により、建物は半壊状態のまま警備員も配置されず野ざらしにされていた。内部には、高強度の放射能を持つ医療用セシウム137を装填したガンジウム(ガンマ線照射)装置が残されたままだったのだ。
廃品回収業を営む男たちがこの金属塊を金になると踏み、台車で運び出した。彼らは自宅の庭で工具を使い、鉛製の重厚な保護容器をこじ開けた。その中に収められていた小さな塩化セシウムの紙包みが破られた瞬間、見えない死の放射線が周囲へと大量に照射され始めたのである。
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