ラム肉とはどんな肉?マトンとの違いや栄養・絶品焼き方を徹底解剖
ラム肉のポテンシャルを引き出すには、部位の個性と産地の特性を把握しておく必要があります。特に人気の高い部位が、骨付きの背肉をカットしたラムチョップ(ロース部位)です。赤身のきめ細やかさと適度な外周の脂身、骨から出る旨みが一体となっており、グリルやステーキにうってつけの最高級部位と位置づけられています。
料理の用途に合わせた主要な部位の違いは以下の通りです。
- 肩ロース(チャックロール):赤身と脂質のバランスが良く、濃厚なコクがある。ジンギスカンや焼肉に最も多用される万能部位。
- もも(レッグ):筋肉が発達しており脂身が少ないため、極めて高タンパク・低カロリー。ローストポークならぬ「ローストレッグ」や角切り煮込みに適する。
- ランプ(腰):赤身の柔らかさと上品な甘みが際立つ部位。タタキや薄切りステーキで重宝される。
- スネ(シャンク):ゼラチン質とコラーゲンが豊富。赤ワインやスパイスとともにじっくり煮込むことで、スプーンで崩れる極上の食感になる。
さらに、日本国内で流通する羊肉の約99%を占める輸入肉においては、「産地の違い」が風味を大きく左右します。
オーストラリア産は広大な大地で育ち、牧草に加えて穀物飼料を与えるグレインフェッド(穀物肥育)の比率も高いため、肉体が大ぶりでジューシー、赤身の旨みがしっかりしている傾向があります。対してニュージーランド産は、一年中豊かな自然草を食べて育つ完全放牧のグラスフェッド(牧草肥育)が主流です。小ぶりながら肉質が繊細で柔らかく、脂が重たくないため、素材そのものの軽やかな風味を楽しみたいフレンチシェフなどに愛用されています。
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