日本のファッションブランドが世界で熱狂される理由と2026年格付け
派手なランウェイや記号的なロゴ消費への反動として、2026年最新ドメブラトレンドの頂点に君臨しているのが、素材本来の美しさを前面に押し出す「リアル・クワイエット・ラグジュアリー」です。その中心を担う存在として、日本のドメスティックブランドおすすめの筆頭に挙げられるのがオーラリー(AURALEE)とコモリ(COMOLI)です。
オーラリーの岩井良太は、モンゴルのカシミヤやニュージーランドのスーパーファインウールなど、世界中から厳選した原料を自ら買い付け、糸の撚り方や織機の設定までゼロから開発します。服好きの間では「オーラリーのメルトンコートを着ると、他のコートの重さに耐えられなくなる」と評されるほど、軽さと保温性、極上の肌触りを両立させています。パリ・メンズファッションウィークでの継続的なプレゼンテーションを通じて、現在ではパリのル・ボン・マルシェやロンドンのセルフリッジズといった高級百貨店のメインフロアを飾る存在となりました。
一方、コモリを手がける小森啓二郎は、「日本の気候と日本人の体型に合う服」を愚直に追求しています。高温多湿な日本の夏でも風が通り抜けるベタシャン素材のシャツや、洗いをかけるほどに膨らみを増すコットンのセットアップは、流行に左右されないマスターピースとして国内外のバイヤーから高い支持を得ています。大量生産を行わず、取り扱い店舗を厳密に制限するブランディング戦略により、二次流通市場でも驚異的な価格安定性を誇っています。
さらに注目すべきは、ダイリク(DAIRIKU)やシュタイン(stein)、ヨーク(YOKE)といった、パターンカッティングに独自のギミックを持たせる気鋭ブランド群です。古着の持つ哀愁やカルチャーを現代的なオーバーサイズシルエットに落とし込む彼らの服は、デジタルネイティブ世代の心を掴み、アジア圏を中心に爆発的な支持を拡大しています。