藤浪晋太郎の死球問題と制球難の真相|乱闘劇から復活までの全軌跡

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藤浪の死球問題が決定的なトラウマとして定着した象徴的な試合が存在します。その最たる例が、2017年4月4日のヤクルト戦で起きた畠山和洋への死球と大乱闘劇でした。

畠山の左肩付近を襲った危険球に球場は騒然となり、両軍ベンチから選手・首脳陣が飛び出してグラウンド上で激しいもみ合いへと発展。当時のヤクルト・真中満監督やウラディミール・バレンティン選手らが激怒し退場者が出るなど、テレビ中継を通じて全国の野球ファンに強烈な衝撃を与えました。この乱闘劇以降、マウンド上の藤浪からは明らかに「絶対に当ててはならない」という極度の警戒心が見て取れるようになります。

さらにファンやメディアの間で痛烈に記憶されているのが、2018年7月26日の広島戦における大瀬良大地への死球です。同じ投手であり、同学年のライバルでもあった大瀬良の打席で抜けた球が直撃した瞬間、藤浪はマウンド上で呆然と立ち尽くし、帽子を取って深く頭を下げました。相手投手への死球という精神的打撃は大きく、この一件を境に「右打者の内角へ腕を振り切れない」という悪循環が決定的となりました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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