のぞみでコンセントがない理由とは?全席完備車両の見分け方と充電対策
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」に乗車して「コンセントがない」と感じる最大の要因は、乗車している車両形式の設計仕様にあります。現在、東海道・山陽新幹線を走る主力編成には、2013年から運用されている「N700A(N700系改良型含む)」と、2020年7月にデビューした最新鋭の「N700S」の2系統が存在します。
旧世代に位置づけられるN700Aの普通車指定席および自由席では、コンセントの設置場所が「窓側のA席・E席」および「客室最前部・最後部の壁際席」に限定されています。そのため、3人掛けの中央であるB席や、通路側に位置するC席・D席を予約してしまうと、座席まわりに物理的な電源プラグが存在しません。これが、多くの乗客が「のぞみ号に乗ったのに充電できない」と困惑する根本的な原因です。
当時N700系やN700Aが設計された2000年代半ばから2010年代初頭にかけては、車内電源の主たる用途はビジネスパーソンが操作する一部のノートパソコンを想定しており、乗客全員がスマートフォンやタブレットを常時携行・給電する社会状況までは織り込まれていませんでした。電気容量の配分や配線スペースの制約から、窓側の壁際と端部への配置にとどまっていたという歴史的経緯があります。
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