【2026年解剖】視線をとらえる「ネオンと毒」――イラストレーター「寺田てら」が変えた現代ポップアートの極彩色
日本の音楽シーンにおける視覚表現の歴史を語る上で、彼女が手掛けたボカロ楽曲のアートワークは外せない。Kanariaの『KING』やかいりきベアの『ヴィノム』など、再生数が数千万回・数億回を超えるヒット曲の背後には、常に彼女の描く象徴的なキャラクターが存在していた。
曲のイントロが流れた瞬間に脳裏に浮かぶのは、あの直角的な王冠を戴いたシルエットであり、舌を出したシニカルな表情だ。音楽を「聴く」だけでなく「視覚で体験する」時代の絶対的なシンボルとして、彼女の絵は楽曲そのもののアイデンティティを完璧に決定づけた。
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