ダイアップ2回目は熱が下がったら?8時間超過の対処と解熱剤の鉄則
熱性けいれんの再発を防ぐ絶大なメリットの裏で、保護者を強い不安に陥れるのがダイアップ特有の副作用です。夜間診療やネット上のコミュニティには、投与後の我が子の変貌に怯える親の生々しい声が数多く寄せられています。
「呼んでも焦点が合わず、生返事しかしない」「立ち上がらせると足がタコのようにふらつき、壁に激突した」「けいれんの後遺症で脳に異常が残ってしまったのではないか」――このような叫びは、ダイアップの主要成分であるジアゼパムの中枢神経抑制作用と筋弛緩作用によって引き起こされる典型例です。
ダイアップの副作用である「強烈な眠気(傾眠傾向)」と「ふらつき(歩行困難)」は、薬がしっかり効いている証拠でもあります。気になる持続期間ですが、血中濃度が安全圏に下がり、身体から代謝・排泄されるまでには投与後24時間〜長ければ48〜72時間程度を要します。つまり、2回目を投与した翌日いっぱい、場合によっては2日後まで足元がおぼつかない状態が続くのは薬理学的に正常な経過です。
また、数パーセントの頻度で「興奮・不機嫌・夜驚・多動」といった逆の反応(脱抑制・奇異反応)が生じる小児も存在します。奇声をあげて暴れたり、夜通し泣き叫んだりするため保護者は疲弊しますが、これも薬効の減退とともに100%消失します。注意すべきは「脳の後遺症を疑ってパニックになること」ではなく、「ふらつきによる階段からの転落、家具の角への頭部打撲、食事中の誤嚥」といった二次事故を物理的に防ぐ環境づくりです。
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