『Waになっておどろう』歌詞の意味と原曲の真実【V6と角松敏生】
曲の冒頭で歌われる「うじゃけた顔してどしたの」というフレーズは、多くのリスナーにとって強烈なインパクトを残します。「うじゃけた」とは、主に東日本や一部地域の方言、あるいは俗語表現で「ふてくされた」「しょげ返った」「締まりのない」といったニュアンスを持つ言葉です。日常のちょっとした落ち込みや退屈を、ユーモアを交えて優しく引き上げる絶妙な言葉選びから歌詞は幕を開けます。
そして、サビで繰り返されるリフレイン「ILE AIYE(イレ・アイエ)」は、単なる語感重視のスキャットではありません。この言葉のルーツは、西アフリカのヨルバ語、ならびにブラジル・バイーア州サルヴァドールに本拠を置く名門アフロ・カーニバル集団(ブロコ・アフロ)『Ilê Aiyê』にあります。原義としては「世界の創造」「私たちが生きる地上・大地の家」を指し、差別や抑圧を乗り越えて生命を謳歌しようとする深い祈りが込められています。
幼い子ども向けに提供されたひらがな主体の親しみやすい歌詞構造でありながら、その深層には「個人の孤独を包み込み、生命の連帯を祝祭へと変える」という極めてスケールの大きな思想が息づいています。
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