中性的な美少年から筋肉美のサックス奏者へ――武田真治の「美しすぎる変遷」と、令和に再評価される90年代のカリスマ性
1989年、第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得した武田真治。当時の日本の芸能界において、彼の登場は一種のパラダイムシフトだった。それまでの「男らしさ」の定義を覆すような、細身の体躯にしなやかな長い髪、そして憂いを帯びた瞳。彼は瞬く間に「フェミニン男子」の代名詞となり、ストリートファッション誌の表紙を飾り続けた。
この中性的なスタイルは、のちの日本のメンズファッションにおける「ジェンダーレス」の潮流の源流とも言える。彼のまとう独特の空気感は、単なるアイドル人気にとどまらず、サブカルチャーやハイファッションの世界からも熱烈な支持を集めることとなった。
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