官房長官の役割とは?内閣の要が握る権力と仕事内容の全貌
官房長官の組織的位置付けと権限の大きさを理解するためには、補佐役である官房副長官や他の国務大臣との役割分担・待遇の比較が不可欠です。以下に客観的な制度データと実態をまとめました。
上記のように、官房副長官の役割との違いは極めて明確です。官房副長官は3名体制(衆議院議員1名、参議院議員1名の「政務担当」と、旧内務省系・警察庁・総務省・厚生労働省等の事務次官経験者から選ばれる「事務担当」1名)で構成され、長官の手足となって水面下の根回しを完遂する実務部隊です。最終的な政治責任と記者会見での説明責任は、すべて官房長官に帰属します。
また、首相臨時代理の順位においても、官房長官の重責が際立ちます。内閣法第9条に基づき、内閣総理大臣に事故があるとき、または欠けたときに備えてあらかじめ5名の国務大臣が順位付けされます。副総理(特命事項を担当する無任所大臣など)が置かれない内閣では、官房長官が第1順位に指定されるのが慣例であり、首相が急病で倒れた際や外遊中には、直ちに内閣首班としての全権を行使する体制が整えられています。
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