子供の無病息災を願う稚児行列の意味とは?初穂料や衣装を徹底取材
歴史の表舞台に「稚児」が登場するのは平安時代にさかのぼる。本来、神道・仏教行事において幼少の子どもは、汚れなき存在として神仏と人間世界を媒介する特別な役割を担わされていた。神社においては神霊が宿る依代として崇められ、寺院においては仏法を護持する童子として尊ばれてきた背景がある。
かつては厳しい戒律や精進潔斎を経て行事に臨むのが通例であり、大地を踏まずに輿(こし)に乗って移動するなど、神聖視の徹底ぶりが伺える古式も残されていた。時代が下るにつれ、行事の性格は地域住民全体の無病息災祈願や、子どもの健やかな成育を祝う儀礼へと徐々に変化を遂げていった。
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