映画料金はどこまで上がるのか?大手劇場の改定と損しない鑑賞術
価格が上がれば、観客の選別眼は必然的に研ぎ澄まされる。宮崎駿監督の緻密な手描きアニメーションや、新海誠監督が描く圧倒的な映像美と音響空間のように、「劇場の巨大スクリーンと極上の音響でなければ体験する意味がない」と確信させる超大作には、どれほど値上がりしようと人が押し寄せる。
その極致が、劇場版『鬼滅の刃』無限城編に代表されるメガヒットコンテンツだ。リピーターが何度も劇場へ足を運び、高額な特別興行やグッズ展開に惜しみなく対価を払う現象が生まれている。一方で、中規模のヒューマンドラマや作家性の強いミニシアター系作品は、興行的な苦戦を強いられるケースが目立つ。「外したくない」という心理が働き、確実なイベントムービーに観客が集中する二極化が一段と加速している。
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