甲類焼酎は体に悪いのか?噂の真相と二日酔い・健康リスクを徹底解明
ネット上の言説で頻繁に槍玉に挙げられるのが、甲類焼酎の原料である「廃糖蜜(はいとうみつ / モラセス)」です。「産業廃棄物の搾りかすを使っているから危険だ」という言説が散見されますが、これは完全な事実無根のデマと言わざるを得ません。
廃糖蜜とは、サトウキビや甜菜(てんさい)から砂糖を精製・結晶化させた後に残る糖分の高い液体を指します。ラム酒の主原料としても世界中で重宝されている正規の食品原料であり、有害な廃棄物などではありません。さらに重要なのは、甲類焼酎の製造で用いられる「連続式蒸留」という製法です。
連続式蒸留機では、発酵液を何度も繰り返し気化・凝縮させる多段蒸留を行います。このプロセスにより、原料に含まれる香味成分や微量物質は徹底的に分離・除去され、アルコール純度約96%まで極限に精製されます。製品化の段階でこれを純水で希釈し、アルコール度数20度〜25度に調整する仕組みです。
大衆酒場でおなじみの「キンミヤ焼酎(亀甲宮焼酎)」などを製造する宮崎本店をはじめ、国内メーカー各社は徹底した品質管理と食品衛生基準のもとで製造を行っています。不純物がほぼ存在しないクリアなアルコールであるため、原料由来の毒性や危険物質が製品に残存することは原理的にあり得ません。
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