美輪明宏『もののけ姫』モロの君の怪演!「黙れ小僧」誕生と宮崎駿の裏話
美輪明宏さんのアフレコ収録は、まさに表現者同士の真剣勝負でした。美輪さんは収録に臨むにあたり、台本を深く読み解き、モロの君というキャラクターが背負う数百年の苦悩や、森が破壊されていくことへの慟哭を全身で受け止めていました。
特に圧巻だったのが、物語のクライマックスにおける演技です。首を切り落とされ、命が尽き果てようとする瞬間にエボシ御前の腕を食いちぎるシーンでは、美輪さんは台本にない獣の唸り声や生々しい息遣いを即興で披露。その鬼気迫る表現力に、宮崎監督は「鳥肌が立った」と絶賛しました。
声優としてのテクニックにとどまらず、自らの肉体と魂を削ってキャラクターになりきる美輪さんのスタンスは、現場にいた若手声優やアニメーターたちにも大きな衝撃と刺激を与えました。
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