神道政治連盟とは?自民党との深い関係と政界を揺るがす影響力の真相
神政連が目指す方向性は極めて明確であり、一貫した保守主義・伝統主義の立場を取る。公表されている政策綱領や提言文書からは、神道政治連盟の主張における主要な4本の柱が浮き彫りになる。
第一に挙げられるのが憲法改正草案への反映だ。神政連は、現行憲法が占領軍統治下で成立した経緯を重視し、自主憲法の制定を強く訴え続けている。とりわけ憲法第9条への自衛隊明記や緊急事態条項の創設のみならず、第1条における天皇の地位を「元首」に近い形で明確化することや、家族保護条項の追加を求めて自民党の改憲議論に長年働きかけてきた。
第二は、皇室の伝統維持と直結する皇位継承問題である。皇族数の減少が深刻化する情勢下でも、神政連は一貫して「皇統の男系男子による継承」の堅持を訴えている。旧十一宮家の男系男子が皇籍復帰(養子縁組など)できる法整備を優先的に求め、女性・女系天皇の容認には極めて慎重な立場を堅持する。
第三が、伝統的家族秩序の擁護を理由とした選択的夫婦別姓への反対だ。夫婦同姓(同一の氏)を日本の尊い習俗と位置づけ、戸籍制度の解体につながるとする警戒感が根底にある。女性の社会進出には旧姓の通称使用拡大で対応すべきと主張し、国会内における別姓導入法案の審議に対しても強力なブレーキ役を果たしている。
第四に、国の名誉と戦没者慰霊に関する項目として靖国神社公式参拝の実施要求がある。総理大臣や閣僚による靖国神社への公式参拝定着を求め、政教分離訴訟等に対しても伝統的慰霊の正当性を主張し続けている。
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