無給ボランティアと判定問題の裏側/甲子園を裁く審判員たちの決断
誰でも望めば甲子園のグラウンドに立てるわけではない。全国に数千人存在する審判員の中から聖地の土を踏めるのは、各都道府県の連盟から推薦を受けたごく一握りのエリートだけだ。そこには、数年以上に及ぶ地方大会での実績、技術的評価、さらには人間的資質までを厳しく査定する厳格な選考基準が存在する。
しかし、その選考プロセスは極めて閉鎖的であり、地方連盟ごとの評価基準のばらつきや長年の慣習が根強く残っていることも指摘される。過酷な講習会と厳格なテストをクリアしても、甲子園に抜擢されるかどうかは長年の人間関係や運にも左右されるという。志高く審判を目指した若い人材が、選考の不透明さや厳しすぎる下積み期間に耐えかねて途中で去ってしまう事例も後を絶たない。
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