石膏像マルスはなぜ難関なのか?描き方のコツと構造の秘密を徹底解剖

石膏像マルスはなぜ難関なのか?描き方のコツと構造の秘密を徹底解剖とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

東京藝術大学をはじめとする難関美術大学の入試デッサンにおいて、マルスは受験生の基礎力と空間把握能力を容赦なく試すモチーフとして知られています。初学者がマルスを描くと、高確率で「首が折れているように見える」「ヘルメットが頭部から浮いてズレている」「胸部がペラペラで薄っぺらい」といった典型的な破綻に陥ります。

このつまずきの主因は、マルス特有の「捻れと傾き」の錯視トラップにあります。マルス像は直立しているように見えて、実は頭部がわずかに左へ傾き、視線は斜め下方を向いています。さらに首から胸部にかけては微妙な回旋が加わっており、垂直・水平の基準線を無意識に当てはめてしまうと全体のバランスが崩壊します。部分的な凹凸を追う前に、全身の軸(正中線)がどのように空間を通っているかを見抜く力が不可欠です。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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