価格急騰のニュースペーパーバッグ!歴史と真贋ポイントを徹底解剖
現在、ヴィンテージ市場における価格相場はかつてない高水準にある。1940年代から50年代初頭の初期モデルで、プリントの状態が良く目立つ破れのない個体であれば、15万円から30万円前後で取引されるケースも珍しくない。比較的球数の多い1960〜70年代のものでも、有名紙のプリントや好配色なツートーン仕様なら7万〜12万円が相場となり、右肩上がりの推移を見せている。
年代判別の鍵は、縫製仕様とパーツの変遷にある。1940年代以前の個体は、銅製や鉄製の打ち抜きリベットが無骨に使われ、縫製はシングルステッチが主体だ。生地も極めて度詰めの重厚なセルビッジ(耳付き)キャンバスが見られる。1960年代に入ると、夜間の安全確保のために反射板(リフレクターテープ)が縫い付けられたモデルが登場し、縫製もチェーンステッチや太番手の化繊混紡糸へと移行していく。1980年代以降になるとナイロン混の軽い生地やプラスチックパーツが増え、ヴィンテージ特有の重厚感は薄れていく。
相場高騰に伴い、近年巧妙なリプロダクトやエイジング加工を施したフェイク品が急増している。見分けるべき極秘ポイントは「リベット裏の酸化状態」と「ショルダーストラップの織り組織」だ。本物の当時物は、真鍮や鉄パーツの内側に数十年の歳月による自然な緑青や黒ずみが生じており、人為的な酸処理のような不自然なムラがない。また、当時のショルダーストラップは独特の綾織りテープが使われており、現代の量産ベルトとは手に取った際のコシと風合いが根本的に異なる。購入前には必ず底面の縫い合わせ部分の摩耗と、生地の硬化具合を確認することが不可欠だ。
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