女子高生コンクリート殺人事件の全貌と犯人の現在|遺族の今と教訓
事件の真相が明るみに出たのは、少女の死亡から約2か月後のことでした。警察が別件の集団婦女暴行事件で主犯格グループの少年らを逮捕・取り調べを行っていた際、共犯の少年の一人が「人を殺してドラム缶に詰めて埋めた」と自供したことで、前代未聞の猟奇殺人が白日の下にさらされました。
供述に基づき1989年3月29日、江東区若洲の埋立地からコンクリート詰めドラム缶が発見され、中から行方不明となっていた女子生徒の遺体が確認されました。司法解剖の結果、死因は度重なる外傷性ショックおよび栄養失調と断定され、その凄惨な遺体の状態はベテランの捜査員や検死官すら言葉を失うほどでした。
現場となった自宅には主犯格の両親も同居していましたが、少年の家庭内暴力(DV)に怯えて部屋に入ることもできず、異変を察知しながらも警察に通報しないまま惨劇を放置していました。歪んだ家庭環境と不良少年グループの閉鎖的な上下関係、そして罪悪感を麻痺させる集団心理が、最悪の悲劇を止められなかった元凶とされています。
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