京都の老舗甘味処が魅せる極上寒天と自家製黒蜜!みつまめ穴場取材
日本和菓子協会の専門家も「みつまめは甘味処の技術力を測るリトマス試験紙である」と指摘する。寒天の煮出し時間、天草のブレンド比率、さらにはその日の気温や湿度に応じた微妙な火加減の調整――そのすべてが仕上がりの透明感と食感に直結するからだ。
とりわけ職人が心血を注ぐのが、寒天の「カット」の工程だ。均一なサイコロ状に切り出された寒天は、断面がシャープに立ち上がり、光を浴びて宝石のように輝く。この切り口の鋭さこそが、口に入れた瞬間の心地よい舌触りを生み出す。黒蜜との絡み具合を計算し尽くしたミリ単位の手仕事には、何十年という歳月をかけて磨かれた伝統の重みが宿っている。
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