Jr東海のドン葛西敬之の生涯|死因と経歴、政界を揺るがした真相

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葛西敬之氏の経歴を振り返ると、常に制度改革と権力掌握の最前線に立ってきた人物であることが浮き彫りになります。1940年に兵庫県で生まれ、東京大学法学部を卒業後の1963年に日本国有鉄道(国鉄)へ入社。社費留学で米ウィスコンシン大学大学院に学び、経済学修士を取得するなど、国際感覚と冷徹な計数感覚を磨き上げました。

葛西氏の名を日本中へ知らしめたのが、1980年代の「国鉄改革3人組」としての活動です。当時、肥大化した累積赤字と過激な労働組合運動で崩壊寸前だった国鉄を立て直すべく、以下の3人が秘密裏に結束し、中曽根康弘首相らを巻き込んで国鉄解体・分割民営化を断行しました。

  • 松田昌寿氏(後にJR東日本社長・会長)
  • 井手正敬氏(後にJR西日本社長・会長)
  • 葛西敬之氏(後にJR東海社長・会長・名誉会長)

この3人は当初、強固な同志の盟友関係にありましたが、民営化完了後は路線のドル箱格差や経営路線、政界とのパイプラインをめぐって確執が表面化します。協調路線を取った松田氏や、現場主導の労務管理を進めた井手氏に対し、葛西氏は旧国鉄労組の残党を徹底的に排除し、「東海道新幹線というドル箱」の収益構造を死守する強硬路線を貫きました。結果として3人は決裂し、葛西氏だけが晩年まで絶対的な権威を維持し続けたのです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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