ワニは生涯50回生え変わる!人間の「第3の歯」再生医療最前線
なぜワニだけがこれほど自在に歯を再生できるのか。その秘密は、歯茎の奥深くに隠された「3重のユニット構造」にあります。
研究によって明らかになったワニの歯槽骨内部では、常に以下の3層が縦に重なり合っています。
- 第1層(機能歯):現在口内に出て獲物を噛んでいる活動中の歯
- 第2層(後継歯):機能歯の真下で成長しながら待機している小型のスペア歯
- 第3層(歯板・幹細胞層):次の歯胚(歯の芽)を生み出すための上皮幹細胞が集中する組織
機能歯が獲物との格闘などで抜け落ちると、シグナル伝達によって第2層の後継歯が急速に成長して空いたスペースへ移動します。それと同時に、第3層の幹細胞が刺激を受けて分裂を始め、新たな後継歯の「歯胚」を形成します。このベルトコンベアのような連鎖反応が途切れることなく続くため、ワニは死ぬまで強力な歯列を維持し続けることができるのです。
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