精神病院の「重い扉」の向こう側で今、何が起きているのか? 2026年、精神医療の現在地と「安全と自由」の相克
閉鎖病棟に入院するプロセスは一様ではない。本人の同意の有無や病状の緊急性に応じて、明確に手続きが分かれている。
本人が治療の必要性を理解し、自らの意思で手続きを行うのが「任意入院」だ。この場合、閉鎖病棟であっても一定の手続きを経ることで退院や開放病棟への移動を主張できる権利が保たれる。一方で、病状の重さゆえに本人の同意が得られない場合は、精神保健指定医の診察と家族等の同意に基づく「医療保護入院」が適用される。さらに、自傷他害のおそれが極めて高い緊急時には都道府県知事の権限による「措置入院」が行われる。医療現場では今、本人の意思決定を尊重しながらいかに安全を確保するかという難しい舵取りが常に求められている。
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