妊娠中のよもぎ蒸しは本当に安全?医師が明かす胎児リスクと真実
妊娠のステージによって、母体と胎児の脆弱性は劇的に変化する。画一的に「妊娠中だからダメ」あるいは「安定期だから安心」と割り切れるものではない。
妊娠初期(〜15週)は器官形成期にあたる。細胞分裂が凄まじいスピードで行われるこの時期に母体深部体温が上がりすぎると、神経管閉鎖障害などのリスクが跳ね上がる。絶対的な禁忌期間と考えるのが医学界の常識だ。
安定期と呼ばれる妊娠中期(16〜27週)であっても安心はできない。子宮収縮が誘発されやすく、切迫早産を引き起こす引き金になり得る。そして臨月(36週以降)に入ると、さらに別の危険が浮上する。微弱陣痛の誘発や、高温多湿環境による破水時の上行性感染リスクだ。「お産を早めるために温めたい」と自己判断でサロンへ向かう行為は、母子双方を危険に晒すギャンブルに他ならない。
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