捜査二課の実態と仕事内容|一課との違いや知能犯罪を暴く驚きの手法
知能犯を相手取る捜査二課の手法は、他の部署にはない独自の職人芸に支えられています。代表的なのが、押収した膨大な資料から不正の痕跡を見つけ出す企業犯罪の財務捜査と、対象者に気付かれずに行動を追う「内偵捜査」です。
汚職や贈収賄事件では、関係者が現金の受け渡しを記録に残すことはまずありません。そのため、二課の刑事は関係者本人の銀行口座だけでなく、親族やダミー会社の口座取引まで徹底的にトレースします。資金の出どころと使途を照合し、「使途不明の現金500万円が引き出された直後に、相手方の口座に同額の入金がある」といった状況証拠を地道に積み重ね、逃れられない外堀を埋めていきます。
また、特殊詐欺の立件においては、通信傍受やデジタルフォレンジックを駆使したIPアドレスの追跡に加え、犯行グループのアジト(掛け子・受け子の拠点)を突き止めるための長期間にわたる張り込み・尾行が行われます。相手に察知されれば即座にデータ消去や逃亡を図られるため、二課の尾行術は警察内でも随一の秘匿性を誇ります。
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