ウォンバットは撫でないとうつ病に?構ってサインと知られざる生態の真実

ウォンバットは撫でないとうつ病に?構ってサインと知られざる生態の真実の詳細について、専門知識を基に徹底解説します。

SNSや動画サイトで定期的にバズを生むのが、「ウォンバットは寂しがり屋で、撫で続けないとうつ病で死んでしまう」という極端な言説です。このウォンバットのうつ病に関する真相を紐解くと、オーストラリア現地での孤児救済エピソードに行き着きます。

発端となったのは、オーストラリアの自然保護区で交通事故などにより母親を亡くした赤ちゃんのウォンバットを保護した事例です。母親の育児嚢(有袋類のポケット)から突然放り出された幼獣は、極度の不安から激しいストレスを抱えます。保護スタッフが毎日の抱っこやスキンシップを欠かすと、ミルクを飲まなくなったり無気力になったりする様子が報じられ、これが転じて「撫でないとうつ病になる動物」として世界中に拡散されました。

つまり、「すべてのウォンバットが構われないとうつ病になる」というのは誤解であり、正しくは「親を失った幼少期の個体が、愛情遮断によって重度の精神的ストレスを受ける」というのが実態です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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