愛犬のオムツかぶれを放置するな!獣医師が明かす正しい皮膚ケア
かぶれが生じた際、良かれと思って市販のウェットティッシュで患部をごしごし擦る行為は、傷口にヤスリをかけているようなものだ。皮膚科の専門医が提唱する最新のスキンケアプロトコルは、驚くほど徹底した「低摩擦」と「迅速な保湿」に基づいている。
まず見直すべきは、洗浄の手順である。
排泄後は擦り拭くのではなく、30〜35℃前後のぬるま湯を用いたシャワーで、尿や便の成分を優しく洗い流すのが基本だ。汚れがひどい場合は、低刺激性の犬用シャンプーをしっかり泡立て、泡のクッションを患部にそっと乗せて数秒置き、こすらずに水流だけで流す。水圧は弱めに設定し、皮膚への直接的な衝撃を避ける。
洗浄後の乾燥工程にも細心の注意が求められる。タオルを患部に優しく押し当てて水分を吸収させる「押し拭き」に徹し、決して往復させて擦ってはならない。ドライヤーの温風は乾燥を加速させて痒みを誘発するため、冷風か清潔なガーゼによる自然乾燥が鉄則となる。痛みを最小限に抑えつつ清潔を保つこのひと手間が、皮膚の再生スピードを劇的に左右する。
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