90年目の衝撃検証:二・二・六事件の「昭和維新」が成就していた世界——2026年最新研究が解き明かすもう一つの日本史
皇道派の対外戦略における最大の特徴は、ソ連を第一の仮想敵国とする「北進論」であった。もし彼らが全権を握っていた場合、日本は中国大陸での泥沼の対日中戦争よりも前に、シリア沿州や満州国境での対ソ連軍事衝突へと突き進んでいた可能性が高い。
だが、当時の日本の工業力と資源でソ連の強大な軍備に対抗できたかは極めて疑問だ。結局のところ、石油等の戦略資源を求めて東南アジアへ進出する「南進」へ舵を切らざるを得ず、史実よりも早い段階で英米との全面戦争に突入したという試算もある。
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