熱は下がったのに咳が止まらない?インフル後の原因と受診の目安

熱は下がったのに咳が止まらない?インフル後の原因と受診の目安とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

「ドラッグストアで購入した咳止め薬を飲んでも一向に効かない」という場合、単純な感染後咳嗽ではなく、別の疾患へ移行している可能性を疑わなければなりません。インフルエンザの咳止めが効かない背景には、主に以下の2つの病態が隠れています。

1つ目は「咳喘息(せきぜんそく)」です。インフルエンザによる激しい炎症をきっかけに気管支がアレルギー性の炎症を起こし、気道が慢性的に狭くなってしまう疾患です。咳喘息の典型的な症状として、「夜間から明け方にかけて発作のように咳が激しくなる」「冷気や煙、会話で咳き込む」「ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)はなく空咳だけが出る」といった特徴があります。中枢性咳止め薬では効果が得られず、吸入ステロイドや気管支拡張薬による専門治療が不可欠です。

2つ目は、細菌の二次感染による「二次性肺炎」です。インフルエンザで免疫力と気道防御機能が低下した隙を突いて、肺炎球菌などが肺の奥深くで増殖するケースです。肺炎を疑う決定的なサインには以下のようなものがあります。

  • 解熱したはずなのに再び38度以上の高熱が出る(二峰性発熱)
  • 黄色や緑色の濃い粘り気のある痰が大量に出る
  • 階段の上り下りや少しの歩行で強い息切れ・呼吸困難を感じる
  • 深呼吸や咳をした際に胸の奥にズキズキとした痛みがある
  • 強い倦怠感が抜けず、食事や水分が喉を通らない

特に高齢者や糖尿病・心疾患などの基礎疾患を持つ方は、肺炎への移行リスクが高く重症化しやすいため、解熱後の体調変化には細心の注意を払う必要があります。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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