「沖縄県民斯ク戦ヒテ」旧海軍司令部壕に残された真実と平和の祈り

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この地に留まった部隊を率いたのが、大日本帝国海軍の大田実少将(没後、中将に昇進)だ。彼は米軍の包囲網が狭まる1945年6月6日、海軍次官宛てに伝説的な打電を行った。その末尾に記された「沖縄県民斯ク戦ヒテタリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」という言葉は、あまりにも有名である。

軍の防衛線としての役割が破綻しかける中でも、自らの部隊だけでなく、戦火に巻き込まれた沖縄の一般住民の苦難と献身を憂い、後世にその支援を訴えた。この電文は単なる軍事的報告を超え、極限状態における人間の理性を映し出す貴重な手記として、壕内の資料館に大切に保管・展示されている。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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