ムートンシーツで後悔する人の共通点|手入れの罠と失敗しない選び方
ムートンシーツを快適に使い続け、後悔しないために欠かせないのが日々の適切なメンテナンスです。手間がかかるイメージがありますが、正しい手順を把握しておけば過度な負担にはなりません。
日常のお手入れは、専用の金属製スリッカーブラシを用いた週1回程度のブラッシングが基本です。毛並みに逆らって毛先から優しくほぐすことで、毛の絡まりやフェルト化(毛玉化)を防ぎ、空気を含んでふんわりとした弾力が蘇ります。
湿気対策としては、月に1〜2回、風通しの良い日陰で陰干しを行います。天然羊毛は直射日光の紫外線に弱いため、天日干しは避けるのが鉄則です。敷きっぱなしによる湿気は裏面の革にカビを生じさせる最大の原因となるため、ベッドパッドやすのこ、除湿シートとの併用が効果的です。
なお、羊毛の表面は「ラノリン」と呼ばれる天然の油分でコーティングされており、水分や汚れを弾く性質があるため、実は綿や合成繊維に比べてダニのエサとなるハウスダストが内部に侵入しにくい構造になっています。万が一飲み物などをこぼした際は、固く絞った濡れタオルですぐに叩くように拭き取ればシミを防げます。
数年に一度の本格的なケアには、ムートン専門のクリーニング業者を利用します。一般的なドライクリーニングに出すと革の脂分が抜けて硬直してしまう恐れがあるため、天然油脂を補給しながら水性特殊洗浄を行う専門店へ依頼するのが安全です。適切なケアを行えば、一般的な寿命・耐用年数は10年〜15年以上、上質なものでは20年近く愛用できる耐久性を備えています。
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