日常の食卓を格上げする!隠れた名店と作家ものうつわに出会う旅
産地の空気感を肌で体感できる陶器市は、年間を通じた最大の祝祭だ。栃木県で開催される益子陶器市には、全国から数十万人が押し寄せる。民藝運動の巨匠・濱田庄司が愛した益子の土は、力強く温かい。里山の自然に囲まれたテント村で、泥まみれの作家と直接言葉を交わしながら器を選ぶ体験は、買い物という行為を超えた記憶として刻まれる。
愛知県瀬戸市のせともの祭も負けてはいない。瀬戸川沿いにずらりと並ぶ店先で、掘り出し物の日常食器を探す地元客と、若手作家のブースを巡る遠方からのコレクターが入り乱れる。土をこね、炎で焼き締める現場の熱量を五感で浴びることで、うつわへの愛着は何倍にも深まっていく。
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