「100年に一度」は本当?ボジョレーヌーボー歴代評価の真相を追う
こうした評価フレーズの発信元として知られるのが、現地で品質向上と広報を担うボジョレーワイン委員会である。彼らが発表する公式ヴィンテージ情報には、収穫期の天候やブドウの成熟度が克明に記されている。
本来、委員会のコメントは醸造家やバイヤーに向けた技術的かつ誠実な評価だ。しかし、それを世界中に広める立役者となったのが、「ボジョレーの帝王」と称された醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏だった。彼は新酒のお祝いという地域行事を、世界的なイベントへと昇華させた。日本人の「初物好き」な気質と結びついたことで、世界でも類を見ない独特の熱狂が生まれたのである。
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