ナシゴレンとは?チャーハンとの決定的な違いと本場秘伝レシピを徹底解説
見た目こそ似ているナシゴレンとチャーハンですが、その調理思想と仕上がりには明確な境界線が存在します。両者の違いを決定づけるポイントは主に以下の3点です。
第1の違いは使用する調味料のベースです。中華チャーハンが塩、胡椒、醤油、鶏ガラ顆粒やラードを中心にシンプルかつ高温で仕上げるのに対し、ナシゴレンは後述する「ケチャップマニス」というとろみのある甘口醤油や、唐辛子ペーストをふんだんに使用します。そのため、仕上がりの色は深い褐色になり、甘辛く濃厚な風味に仕上がります。
第2の違いは具材のバリエーションとトッピングです。チャーハンは刻んだチャーシューやネギ、炒り卵をご飯と一緒に手早く炒め合わせるのが基本です。一方、ナシゴレンは鶏肉やエビなどを具材に炒めつつ、皿の上に半熟の目玉焼き、揚げえびせん(クルプック)、生のスライストマトやきゅうりを添えてワンプレートで提供されます。崩した黄身を絡めながら味の変化を楽しむスタイルが本流です。
第3の違いは香味野菜とスパイスの仕込みです。ナシゴレンは調理の初めに「ブンブ(Bumbu)」と呼ばれる香味ペースト(赤わけぎ、ニンニク、唐辛子などをすり潰したもの)をじっくり油で炒め、香りを極限まで引き出してからご飯を投入します。油に素材の風味を移してから炒めるため、しっとりとしつつもスパイシーな香味が全体に行き渡ります。
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