喉のイガイガは花粉症かコロナか?症状の違いと緊急受診の判断基準
「自分は昔から重度の花粉症だから、いつもの喉のイガイガだろう」という過信には落とし穴がある。アレルギーの既往歴がある患者がウイルスに同時感染した場合、初期症状が花粉症の陰に隠れてしまう「マスキング効果」が起きるからだ。最新の鼻アレルギー診療ガイドライン2026年版でも、アレルギー性鼻炎患者における感染症の初期鑑別の重要性が改めて強調されている。
耳鼻咽喉科学と感染症学の双方の知見を合わせると、見落としがちなサインが明確になってくる。例えば、単なる鼻づまりによる息苦しさとは異なる「胸の奥の違和感」や、平熱よりわずかに高い37度前半の微熱がダラダラと持続する症状だ。また、嗅覚・味覚の障害についても、花粉症による鼻閉が原因の場合は「鼻が通れば匂いが戻る」のに対し、ウイルス性の場合は鼻が通っていても匂いを全く感じないという差異が現れやすい。
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