「植物油は体に悪い」は本当か 最新論文が明かす炎症リスクの真相

話題沸騰中の 「植物油は体に悪い」は本当か 最新論文が明かす炎症リスクの真相について、多角的な視点をご紹介しています。

世界中の医学論文が集積されるデータベース「PubMed」を開くと、油脂が人体に及ぼす生理学的影響を捉え直す研究が急増している。現代の栄養学において焦眉の課題となっているのが、食事から摂取する脂質と体内の慢性微小炎症との関係だ。予防医学の分野では、検査数値に現れにくい慢性的な疲労感や肌荒れ、さらには動脈硬化の初期段階に、普段の調理で使う油が暗影を落としている可能性が論じられている。

高温精製や長時間の加熱によって生じる酸化生成物が、腸内環境を乱し、細胞膜の柔軟性を損なう。従来のカロリー管理だけに頼る健康観は限界を迎えた。どんな種類の油をどう摂るかという「脂質の質」こそが、免疫システムや遺伝子発現の健全性を左右する時代に入っている。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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