熱は下がったのに咳が止まらない?インフル後の長引く原因と対処法
「昼間は比較的落ち着いているのに、夜間や明け方になると息苦しいほどの咳が出る」という症状に悩まされている場合、最も警戒すべきなのが咳喘息(こきゅうぜんそく)への移行です。インフルエンザ感染を契機として気道の過敏状態が固定化し、アレルギー性の気道炎症をベースとする咳喘息を発症してしまう患者は少なくありません。
夜間に咳が悪化する背景には、以下の生体リズムと環境要因が重なっています。
- 副交感神経の優位:就寝中はリラックスをつかさどる副交感神経が働き、気管支が自然と収縮して空気の通り道が狭くなります。
- 気温と湿度の低下:夜間から早朝にかけての冷たい乾燥した空気が、過敏になった気道を直接刺激します。
- 後鼻漏(こうびろう):横になることで鼻水が喉の奥へ垂れ込み、咳受容体を刺激し続けます。
咳喘息は放置すると、本格的な気管支喘息へ進行するリスクが約30%存在します。感染後咳嗽であれば自然鎮静することもありますが、咳喘息へ移行している場合は吸入ステロイド薬を中心とした専門的な抗炎症治療が不可欠となります。
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