【徹底解説】セルンとは?巨大加速器Lhcの真実とタイムマシン実験の噂

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セルンの心臓部と呼べるのが、地下約100メートルに建設された円形トンネル構造を持つ大型ハドロン衝突型加速器(LHC:Large Hadron Collider)です。1周の長さは約27キロメートルに達し、山手線がほぼすっぽり収まるほどの規格外のスケールを誇ります。

LHCの仕組みは、強力な超伝導電磁石を用いて陽子などの粒子を光速の99.9999991%まで加速し、正面衝突させるというものです。超高エネルギー状態で粒子同士が衝突すると、一瞬だけ宇宙誕生直後(ビッグバンから1兆分の1秒後)の極限環境が再現され、普段は観測できない未知の素粒子が姿を現します。

この装置が世界的な金字塔を打ち立てたのが2012年の「ヒッグス粒子」の発見でした。ヒッグス粒子は、宇宙初期に他の素粒子に質量(重さ)を与えたとされる極めて重要な粒子で、物理学の「標準理論」を完成させる最後のピースとして半世紀近く探索が続けられていました。セルンによるこの大発見によって、予言者であったピーター・ヒッグス博士らは翌2013年のノーベル物理学賞を受賞しています。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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