グリーンネイルは爪が伸びたら治る?放置が招く深部感染の罠と対処法
鮮やかな艶と持ちの良さで定着したジェルネイル。しかし、装着から3週間を過ぎた頃から爪とゲルの間に生じるわずかな「浮き(リフト)」が、細菌にとって理想的な温床へと変貌する。手洗いや入浴で侵入した水分が蒸発できず、閉鎖された湿潤空間が爪の上に形成されるためだ。
ここで主役となるのが、環境中に広く常在する緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)である。普段は無害なこの菌が、湿気と体温、そして密閉環境を得ることで急激に増殖を開始する。菌が排出するピオシアニンやピオルビジンといった色素が爪のケラチン層に沈着し、特徴的な緑色を作り出す。これが一般にグリーンネイル(爪緑膿菌感染症)と呼ばれる病態の正体だ。
自爪が薄くなっている人や、長期間リペアを繰り返して放置している指先は、防御壁が崩壊しているに等しい。痛みがない初期段階では見逃されやすく、気づいたときには爪の深部にまで細菌のコロニーが広がっている事態も珍しくない。
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