11月の花札「柳」に隠された謎!小野道風の逸話と雨四光の勝敗ルール
代表的なゲーム「こいこい」において、11月の光札(柳に小野道風)は勝敗を左右する決定的な分岐点となります。光札を集める「光役」の点数計算において、柳が含まれているかどうかで扱いが大きく変わるためです。
光役のヒエラルキーと標準的な点数一覧は次の通りです。
・五光(10点または15点):
全5枚の光札(松の鶴、桜の幕、芒の月、桐の鳳凰、柳の道風)をすべて揃えた最高峰の役。圧倒的な破壊力を誇ります。
・四光(8点または10点):
柳の道風を除く4枚の光札(松、桜、芒、桐)のうち、任意の4枚を揃えた役。
・雨四光(7点または8点):
柳の道風を含めた4枚の光札を揃えた役。通常の「四光」よりも1点低く設定されています。
・三光(5点または6点):
柳の道風を除く3枚の光札を揃えた役。※注意:柳の道風を含む3枚の光札を集めても「三光」にはならず、役として成立しません(無得点)。
なぜ柳が入ると点数が下がり、3枚では役にならないのか。その理由は「せっかくの美しい景勝地(桜や月)に雨が降ると風情が台無しになるから」という、日本特有の風流な美意識がルールに組み込まれているためです。実戦では、相手に四光や三光を作らせないための防御札として道風を確保する戦術が極めて有効になります。
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