頑固なニキビに柴苓湯は効く?皮膚科が処方する理由と悪化の噂を解剖
柴苓湯は、優れた抗炎症作用と免疫調整能を持つ「小柴胡湯(しょうさいことう)」と、体内の水分循環を整えて余分な水分を排出する「五苓散(ごれいさん)」を合方した贅沢な漢方薬です。全12種類の生薬から構成されており、医療用医薬品としては「ツムラ柴苓湯エキス顆粒(114番)」などが広く処方されています。
ニキビ治療における柴苓湯の最大の特徴は、単なる殺菌にとどまらない「組織の腫れ(水滞)と炎症の同時鎮静」にあります。毛穴の奥深くで炎症が慢性化し、触ると痛いしこり(結節)や膿が溜まった袋(嚢腫)を形成した赤ニキビに対し、小柴胡湯成分に含まれるサイコ・オウゴンが過剰な炎症反応を抑制。同時に五苓散成分(タクシャ・チョレイ・ブクリョウ・ビャクジュツ・ケイヒ)が患部周囲の組織浮腫を素早く引き、熱と水分がこもった鬱滞状態を解除します。
局所的な塗り薬だけでは届かない深部の炎症巣に対して体内からアプローチできるため、慢性化して皮膚が硬くなってしまった大人ニキビに対して極めて高い改善率を示します。
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