呉須とは?染付を彩る青の秘密と天然・洋呉須の違い・絵付け技法を解説
陶芸の世界に触れる際、最初につまずきやすいのが「呉須」と「染付(そめつけ)」の混同です。結論から言えば、呉須は絵具(顔料)の名称であり、染付は呉須を用いて文様を描いた磁器や技法の名称を指します。布を藍で染め上げたように見えることから、日本ではこの青い絵付け磁器全般を「染付」と呼ぶようになりました。
呉須の最大の特徴は、鮮やかな藍色を発色する主成分である酸化コバルトにあります。天然の呉須鉱石には、コバルトだけでなく鉄、マンガン、ニッケルといった多様な微量金属が含まれており、これらの不純物が複雑に絡み合うことで、単一の化学合成顔料には出せない独特の深みや幽玄な渋みが生まれます。
調合や産地によって青の表情は千差万別であり、陶芸用顔料としての呉須の種類には、青みを強調したものから、黒に近い「黒呉須」、紫がかった「紫呉須」、茶褐色を帯びる「茶呉須」など多彩なバリエーションが存在します。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/phaaxcky/2739134/