ダリアの花言葉は怖い?裏切りの由来と色別の意味・贈り物注意点
ダリアの全般的な花言葉には、「華麗」「優雅」「気品」「栄華」といった壮麗な美しさを称える言葉が並びます。しかし、その輝かしい表の顔と表裏一体をなすように、「裏切り」「移り気」「不安定」というダークな意味が付けられているのも事実です。
この不吉な花言葉が生まれた最大の要因は、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトの最初の妻、皇后ジョゼフィーヌを巡る有名な逸話にあります。
熱狂的な植物愛好家であったジョゼフィーヌは、パリ郊外のマルメゾン城にある庭園で、当時極めて珍しかったダリアを誰の手にも渡さぬよう独占的に栽培させていました。貴族たちから「一株だけでも譲ってほしい」と懇願されても頑なに拒み、自らの権威と美の象徴として誇示していたのです。
これに不満を抱いたあるポーランド貴族の女性が、ジョゼフィーヌお抱えの庭師を買収。夜陰に乗じてダリアの球根を盗み出し、自身の庭で見事な花を咲かせてしまいました。自慢の花を他人の庭で目撃したジョゼフィーヌは激怒し、庭師を即座に解雇したものの、彼女自身のダリアに対する執着と情熱は急速に冷め、興味を完全に失ってしまいます。
この「庭師の裏切り」と「皇后の心変わり(移り気)」というスキャンダラスな愛憎劇がヨーロッパ中に広まり、ダリアの象徴として後世の花言葉に刻み込まれました。さらに、フランス革命直後の激動期において政情が目まぐるしく変化した世相や、ダリアの人気が爆発的に高まった後に急速に廃れた流行の波が、「不安定」という花言葉を定着させる決定打となったのです。
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