「被告」と「被告人」の違いとは?民事・刑事の定義と報道の真相

「被告」と「被告人」の違いとは?民事・刑事の定義と報道の真相の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

法律の世界において、「被告」と「被告人」は明確に区別されて使われている。この違いを生む最大の要因は、裁判の種類が「民事訴訟」か「刑事訴訟」かという点にある。法務省が管轄する日本の法体系では、この2つの訴訟手続きは全く異なる目的と手続規定に基づいて運用されている。

まず、民事訴訟法に基づく民事裁判において、訴えを起こした側を「原告」と呼び、訴えられた側を「被告」と呼ぶ。金銭の支払いや契約の履行、土地の明け渡しなどをめぐる個人の間の争いであり、犯罪に対する処罰を求める場ではない。したがって、民事訴訟の被告になったからといって、前科がついたり罪に問われたりするわけではない。

一方で、刑事訴訟法に基づく刑事裁判において、犯罪の疑いで検察官に起訴された人物を指す法律上の正式名称が「被告人」である。国家権力である検察官が原告役に相当する立ち位置から罪を追及し、裁判官が有罪か無罪か、そして適用する刑罰を判断する。起訴される前の段階では「被疑者」と呼ばれるが、起訴された瞬間に「被告人」へと呼称が変わる仕組みだ。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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