伊藤博文暗殺の真相|ハルビン駅の銃声と安重根の動機・黒幕説を追う

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そもそも伊藤博文は、なぜ北満州のハルビンという危険地帯に足を運んでいたのでしょうか。その背景には、日露戦争後の極東情勢を安定させるための日露関係の再構築(ハルビン会談)がありました。

日露戦争終結後、両国は満州における権益を巡って対立関係から協調関係へと舵を切りつつありました。折しも、新興国であるアメリカが満州の鉄道中立化を提案するなど、東アジアへの進出を図っていた時期です。日露両国は互いの勢力圏(南満州を日本、北満州をロシア)を再確認し、強固な協調態勢を築く必要に迫られていました。

伊藤はこの重要外交を成功させるため、ロシアの要人ココツェフ蔵相との直接対談に臨んだのです。事件の現場がロシアの管轄下にあるハルビン駅であったのも、両国の勢力圏の結節点だったためでした。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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