90年目の衝撃検証:二・二・六事件の「昭和維新」が成就していた世界——2026年最新研究が解き明かすもう一つの日本史
事件で命を落とした高橋是清蔵相は、昭和恐慌からの脱出を支えた稀代の財政家だった。彼が推し進めた軍事費の抑制とケインズ的財政政策は、反乱軍の弾丸によって突然の終焉を迎えた。
高橋の死後、軍部の要求するままに無限の軍事予算が組まれることとなった。もし維新政府が成立していれば、極端な統制経済が導入され、市場メカニズムは完全に破壊されていた。結果としてハイパーインフレが国民生活を襲い、戦時体制に入る前に経済自体が底を突いていた公算が大きい。
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