北朝鮮「喜び組」の真実と現在|選抜基準から金正恩政権下の実態まで
金正日専属料理人だった藤本健二氏の手記や、海外へ逃れた元高官・脱北関係者の告白によって、閉ざされた宮廷内部の様子が徐々に明らかになってきました。脱北者が明かす喜び組の真相は、物質的な豊かさと精神的な拘束が表裏一体となった異常な世界です。
選ばれた女性たちには、一般の北朝鮮国民が決して目にすることのできない特権が与えられます。シャネルやディオールなどの高級化粧品、西欧から輸入された贅沢なドレス、最高級の食事が支給され、年間数千ドル単位の手当が支給されることもありました。
しかし、その対価は個人の尊厳の完全な喪失です。深夜から早朝まで続く狂乱の宴席での奉仕、指導者の理不尽な命令への絶対服従、そして家族との面会すら制限される24時間体制の監視下に置かれます。「宴席で見たこと、聞いたことは墓場まで持っていく」という誓約が課され、万が一にも秘密を漏らせば、本人だけでなく一族もろとも政治犯収容所(管理所)送りとなる恐怖支配が敷かれていました。
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